エンジニア経験なしでPMのお仕事をさせていただいてますが、正直なところ、システム開発に関する知識とか勘所とか、エンジニアとのコミュニケーションで「足りないな」とか「エンジニア経験があったらもっとうまく乗り越えられたかな」と思う瞬間が少なからずあります。
そんなわたしはエンジニア経験のないPMなら、せめて「ITパスポート」くらいは合格しておいた方がいいと思ってます。
ITパスポートを取得したきっかけ
わたしがITパスポートを取得しようと決めたきっかけは、エンジニア経験なしでプロジェクトマネージメントをする立場になってしまったばかりの頃、とにかく現場で飛び交う単語を理解するのに時間がかかってしまったから。
勉強するにも1つ1つのプログラミング言語を勉強ている時間の余裕はないし、そこまで深い理解は不要。ITの基本とかの本を読んだりもしたんだけど、本を読んだだけでは疑問に思わないし、理解が深まらない。そこで、ITパスポートです。
ITパスポートを取得しておくべき理由
・ITの基礎知識を広く浅く学べる
・試験があるので問題を解くために、じぶんの頭で考えるから記憶に残る
・勉強すべき内容がまとまっているので勉強しやすい
この3つですね。なんにしても基礎知識って学んでおくと、長い間役立つんです。
わたしはITパスポートと名前が変わる前の、初級システムアドミニストレータとITパスポート両方取得したんですが、5年たった今でも取得しておいてよかったなと思ってます。
ITパスポートの知識なんて役立たない説について
「ITパスポートの試験内容は今の業務と一致しないから不要」「資格に合格すれば業務がこなせるってわけじゃないから不要」だと言ってる方もいらっしゃいますが、資格試験の内容がぴったり業務の内容に一致することなんてありえないと思ってます。
それでも、基礎知識は持っていたほうがいいですし、就職や転職時も「がんばります!」って言葉よりも、ITパスポート持ってますって言った方がよほど信用できるし、ITパスポートを取得して不利になることは少なくともないかと。
それとエンジニア経験なしの私が「ITパスポート合格しました」と開発チームメンバーに伝えたら、エンジニアから以前よりも信用してもらえるようになりました。コミュニケーションもとりやすくなりまいたしね。
エンジニアって独特な文化というか、ちょっと閉鎖的な雰囲気というかある気がしていて、そこにエンジニア経験のない者は異端者的な感じありました。ITに興味あるのかよとか、ちゃんと要件定義をお客さんとしてこれるのかよみたいな。でも、ITパスポート合格したら、「ちょっとは理解しようとしてるじゃん」と認められたような(気がしただけかもしれませんが)。
まとめ
うーん、エンジニアにちょっと心の距離感が近づけた(気がする)のが、一番のメリットかもしれません。
まぁ、過去と思い返しつつ、うだうだ書いてきましたが結局のところITパスポートいいよって話です。参考になれば幸いです。