IT用語で使う「一意(いちい)」とは

データベースにおいて「一意」とは、ある特定のデータがデータベース内で一度しか存在しないことを意味します。

データベースは、情報を整理して保存する場所で、例えばウェブサイトのユーザー情報や製品の在庫などのデータが格納されます。そして、このデータはテーブルと呼ばれる表の形式で保存されます。(エクセルの表のことをよくテーブルって呼ぶよね)。

「一意」という概念は、そのテーブル内でのデータの重複を防ぐために非常に重要です。なぜなら、同じデータが複数回登録されると、データの整合性が損なわれ、誤った情報が表示されたり、データベース内で混乱が生じる可能性があるからです。

例えば、ウェブサイトのユーザーテーブルを考えてみましょう。ユーザーは一意の識別情報、通常はユーザー名やメールアドレスを持つことが期待されます。もしデータベース内で同じユーザー名やメールアドレスが複数回登録されてしまうと、誰がどのアカウントにアクセスできるのか、どの情報が正確なのかが不明瞭になります。

したがって、「一意」なデータは、データベース内で重複しないことを保証するために使用されます。例えば、ユーザー名やメールアドレスが一意とされれば、同じユーザー名やメールアドレスを持つ複数のアカウントが作成されることを防ぎます。これにより、データベース内の情報が整然と保たれ、正確性が確保されます。

要するに、データベースにおける「一意」とは、同じデータがデータベース内で一度しか存在しないことを確保し、データの整合性と正確性を維持するための重要な概念です。

ちなみにIT用語としてじゃないと、「一つのことだけに心を集中する」という意味があるらしいよ。

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